汽水域の旅─海賊・統計・出版

今回で連載4回目となる「汽水域の旅」ですが、汽水域に「海賊」が現れます。荒波が騒ぎたつなかに、どのような獲物を得られるのでしょうか。そこに待ち受ける亡霊やモンスターはまだまだ強くなっていく、さらに私たちを惑わせてくると考えられます。大丈夫。書評家・永田希船長がいます。聞き手には写真家の石田祐規さんを配置しています。今日も波の向こうを覗き込んで見ましょう。

 

 

 

ハムレットと海賊

 

 

永田:6月刊行予定の新刊で注目しているのは小野俊太郎さんの『ハムレットと海賊』です。小野さんは最近『太平洋の精神史』という本も書いていて、速水健朗さんの書評が評判になっていたのも記憶に新しいですね。小野俊太郎さんはこれまで『ゴジラの精神史』とか「◯◯の精神史」というタイトルでいろんなテーマで文化史を書いてきた人。文化史というのは、世界あるいは特定の地域について、文化的な事象のテーマを辿ることを言います。この「汽水域の旅」でもたびたび紹介している原書房の「食の図書館」シリーズとかはわかりやすい例ですね。小野さんは、映画と実際の社会と文化の関連について論評するのがとても得意な人で、僕は映画『グレートギャッツビー』を題材にした『ギャッツビーがグレートな理由』を…

 

石田:レオナルド・ディカプリオのやつだ。

 

永田:そうそうそう。それの前にも映画化されたことがあって、新旧作を比較したり、舞台になる1920年代のアメリカについて紹介した本を、僕のBook Newsで「良書です」って取り上げたことがありました。

6月は『ハムレットと海賊』以外にも『海賊の日本史』も刊行されます。あと『ハムレットと海賊』でも言及されると思うんだけど、私掠船(しりゃくせん)と呼ばれる海賊たちを利用して世界帝国になったという経緯もあるイギリスを扱った『大英帝国の歴史』って本も出ます。6月は海賊本の月ですね。

 

石田:ふーん。

 

永田:ふーん、て…。小野俊太郎さんが書いてきた中でドラキュラとかフランケンシュタインを扱う本が1冊ずつあるんです。「人の形をしているけど人じゃないもの」についての文化史が僕は気になっていて。最近では英語圏を中心にティモシー・モートンが「人間/人間でないもの」の境界を超えたエコロジーを考えようとしてるんです。小野さんもtwitterでモートンに言及していて。モートンはもともとは文学畑の人で、フランケンシュタインの研究もしてたことがある。フランケンシュタインは熱いテーマで、伊藤計劃と円城塔の『屍者の帝国』とか、人造人間の問題にも絡んでくる。『生殖の哲学』っていう本もあって、そこでもフランケンシュタインが重要視されていました。フランケンシュタイン(の怪物)って見た目の醜さにスポットが当てられがちだけど、それよりも「子供を作ろうとしたこと」が問題なんですね。原作では。

 

石田:へー! 僕も含めみんな原作まで追ったことはない人が多いと思うので、それは驚きです。怪物に性欲ってあったんだ。

 

永田:怪物がフランケンシュタイン博士に「俺はもう南米でひっそり菜食主義で暮らしていくから奥さんを作ってくれ」って頼む場面があるんです。博士は「わかった作るよ」っていったん作るんだけど「いやだめだこれ、作っちゃったらこいつら殖える」って悩むんです。自分にとっておぞましい存在が子供を作って殖えていくのが怖いっていうのって、移民問題や人種問題に関わっていてかなり重要なんですよ。

既刊では海野弘『海賊の文化史』という本があります。海野さんもいろんなテーマでたくさん書いてるけど『魔女の世界史』面白かったな。あと雑誌の『現代思想』にも「パイレーツオブカリビアン」がらみで海賊を特集した号があります。山形浩生さんが翻訳した『海賊の経済学』もありますね。

 

石田:海はビタミンC不足になるので、山賊のほうがおすすめです。

 

永田:壊血病、怖いですよね。

 

マラブーとメイヤスー

 

 

永田:あと6月にはマラブーとメイヤスーの新刊が予定されています。いわゆる現代思想系で熱い本が出るんですね。他にも、落合陽一さんと清水高志さんと上妻世海さんの鼎談本も刊行予定です。マラブーは千葉雅也さんが師事した哲学者です。

 

石田:へー! 千葉雅也さんってフランスと繋がってるんですか?

 

永田:フランスに留学しているときのお師匠さんです。このマラブーはジャック・デリダの弟子です。20世紀の現代思想を系譜的に引き継いでいる人なんですね。今度の本はメイヤスー批判らしい。メイヤスーは21世紀になって新しく出てきた哲学の世界的潮流「思弁的実在論」の中心のひとり。フランスのメイヤスーが『有限性の後で』っていう本を書くんですね。それを英語圏ののグレアム・ハーマンが取り上げてムーブメントに仕立て上げた。ハーマンとメイヤスーは方向性が違うところがあってまた分離していくんだけど。

マラブーは、メイヤスーが『有限性の後で』で展開した近代哲学批判に対して「いや、そうじゃないよ」って言っているっぽい。このマラブーの新しく出る本の書名が『明日の前に』っていうタイトルなのね。『有限性の後で』というのに対して『明日の前に』ってのを持ってくる。明確に論争的。今年はさっきの海賊のところでも挙げたティモシー・モートンの翻訳が出る予定らしいんだけど、モートンはさっきの名前を挙げたハーマンと一緒に英語圏で界隈を形成している1人でもある。このあたりについて詳しいのが清水高志さん。清水さんがメイヤスーとマラブーの論争について言及するのかどうか分からないけれど、今度出る落合陽一さんと上妻世海さんとの鼎談本『脱近代宣言』を熱を込めてプッシュしているので、それもどういう風になるのか気になってます。

 

 

 

亡霊のジレンマ

永田:マラブーに反批判されたメイヤスーはメイヤスーで、新しい本が出ます。『亡霊のジレンマ』っていうタイトル。同じタイトルで『現代思想』に論文が載ったことがあります。この論文の中ではどういうことが論じられているかというと「死ぬに死に切れず苦しんでいる存在(亡霊)」がいるとしたら、それは残酷すぎる。そんな残酷すぎる状態を作り出している神は、神なのにひどすぎる。ひどいやつが作った世界に生きているっていう状況を考えなきゃいけない。つらい。逆に、亡霊がいないってことにすると、神様もいなくなりますよね、と。だとすると、すごい未練ある人とか、未練があるかないか分からないままどっかで人知れず死んじゃった人の気持ちとか、そういうのって誰が救ってくれるの? って話になるからこれはこれでつらい。これが亡霊のジレンマなんですね。

このジレンマをどうやって解決するのかって話なんですよ。メイヤスーは「神はいない。いないんだけど、これから来るんだ」という話をする。

 

石田:あはは(笑)

 

永田:笑いを誘うスリリングな展開だけど、これ論理的で凄いんですよ。今度の本でさらにどう展開するのか楽しみです。あと現代思想系ではダニエル・ヘラーローゼンという人の『エコラリアス 言語の忘却について』という本もチェックしてます。

 

 

エコラリアス 言語の忘却について

永田:これはマラブーのすでに邦訳されている『新しい傷つきしもの』っていうアルツハイマーなどを扱った本に近い気がする。マラブーはアルツハイマーで脳が欠けてしまったりして人格が変わるとか、別人格が作られてしまう問題を論じたんだけど、こっちの言語の忘却に関してはそんなに根本から変わってしまう人格の話ではなくて、言語と何かを忘れることとの関係を論じる。エコラリアはエコーのことで、残響を言葉として使っているんだっていう話みたいです。ダニエル・ヘラー・ローゼンはさっき触れた『現代思想』の海賊特集で「万人の敵」という論文が収録されている。

 

 

 

パリ再訪

 

 

永田:5月末発売だけど取り上げておきたいマンガとしては『パリ再訪』があります。さっき名前を挙げたマラブーのお師匠さんで、東浩紀『存在論的、郵便的』で主要に論じられたデリダ。そのデリダの伝記を書いた人がシナリオを書いて、その人の幼馴染のフランソワ・スクイテンという人が絵を描いている『闇の国々』っていうフランスの漫画の大作があるんです。この『闇の国々』と同じタッグで近未来のパリを描いた作品が『パリ再訪』。

 

永田:6月に刊行予定のマンガでは高橋啓太郎の『貧民、聖櫃、大富豪』の第3巻が注目。高校生が投資をやる『インベスターZ』と、歴史上の人物が時と場所を超えて戦う『ドリフターズ』の2つを足して、近未来を描いているみたいな作品。近未来に生きている女子高生が、ある日突然、メディチ家の伝説的な銀行家の亡霊みたいなやつと出会ってヨーロッパの歴史上の人物…フランスの王様とか、触るものを全て金に変える呪いをかけられたミダス王とかと戦わないといけなくなる。その戦闘時のヒットポイントとが自分のリアルな預金なんだよね(笑) 母子家庭のお母さんが積み立ててくれた進学資金の筈の300万円を、いきなり巻き込まれた戦闘で遣ってしまった主人公は、それを取り返すために、1000万以上の借金をして起業する。バトルものとしても面白いし、近未来で若者が投資をしてメイクマネーしていく話としても楽しい作品。

 

 

永田:第2巻の最後でミダス王をスタンドみたいにしてるキャラが登場したんだけど、この作品の舞台である横浜にはAIですべてを管理経済にしようとしている官僚がいて、主人公、ミダス王、官僚、の三つ巴の戦いが始まるっぽいのでとても楽しみにしています。

 

石田:へぇー。そんなすごいのあるんだ。

 

永田:この間も取り上げた『王様たちのヴァイキング』にも似てるところがありますね。それから、僕が個人的に推しているお米マンガとして『あきたこまちにひとめぼれ』も第3巻が出ます。お米が好きな人は絶対に読んでください。

 

石田:はい(笑)

 

永田:ほかは列挙するだけね。『マロニエ王国と7人の騎士』 の2巻。『映像研には手を出すな』の3巻。『しったかブリリア』の2巻。あとは道満晴明の作品集が出ます。これは漫画が好きな人はぜひチェックしてください。

6月の新刊は以上です。

 

 

 

統計思考の世界 〜曼荼羅で読み解くデータ解析の基礎

永田:5月の既刊ではまずこれです。三中信宏さんの『統計思考の世界 曼荼羅で読み解くデータ解析の基礎』。

同じ著者の『思考の体系学』『系統体系学の世界』との3部作になっている本。いずれも「世界をどう見るか」を論じた本です。統計というのは、そのままでは理解できない大量のデータを「見る」ためのインターフェイスになるものです。統計にはいろんな手法があるんだけど、その手法によって見え方が変わってくる。どの手法で、どのように見方を変えることができるのかを知ることによって、自分がどういう風に世界の読み解き方を変えたいのか。ということを考えられるようになる本です。

この「世界の見方」という点については、『歴史の転換期』っていうシリーズの第1巻(『BC220 帝国と世界史の誕生』)が出たこととか、『地図の歴史 日本編・世界編』の文庫版が出たのも共通していると思っていて。まず地図はわかりやすいよね。地図は、地上に立ってるだけだと見えない、空から眺めた2次元の世界を捉えるもの。世界史は、やはり地に足をつけた生きてるだけでは捉えられない時間の流れを可視化するもの。

 

さっき触れたメイヤスーが、主著の『有限性の後で』で主張した概念のなかに可能性と潜在性というのがあります。世界はだいたい確率論的に起こりうる、ポシビリティ(可能性)で考えられることが多い。地震とか天気とかね。今まではこうだったから、こういう状況ならこうだよねって。類推する。メイヤスーが面白いのは、このような確率論では無視されているものがあるっていうんですね。突然世界が終わるとか、ゾンビが生まれ出すとか。メイヤスーはこれを確率論的な可能性とは区別して潜在性(ヴァーチャル)と呼びます。というわけで、哲学の世界ではさいきん確率論から離れてどんな思想が展開しうるかをにわかに議論してるところがあるんだけど、ちょっと待てよと言いたい。確率論とか統計が世界を捉えようとしてきた試みの多様性にも目を向けよう、ということでこの1冊を選びました。

この著者も「統計では真実にはたどり着けない」って言ってます。統計は「そういう風に見える」ってだけのものではある。世界を見るための色眼鏡というか。確率論ということに関していうと、東浩紀さんが確率論的世界についてずっと論じてきました。『ゲンロン0』では最終的な自分の議論に、ネットワーク論とか統計の用語を使ってオチをつけようとしていたとも言えます。確率や統計を学ぶことは、東浩紀の世界観をより深く理解する助けになるのではないかと。

哲学の世界も統計の世界もどっちもここ100年200年の物理学における熱力学の理論的進展からアイデアを借りてくることで、数学の世界、経済の世界と、哲学の世界で進展してきたものがふたたび出会っている感じがあって、原点回帰とも言えるし、ある種の「答え合わせ」であるかなと。なんでここ100年ほど熱力学が盛り上がってきたのかというと、産業革命によって生まれたたくさんの不確定要素があった。大量生産の時代になるし、大量に生まれたものをどう管理するかって問題も出てくる。複製技術によってほぼ同じものを世界中で消費する時代。人々の経験は何万人、何億人という単位で規格化され、その動向がデータとして捉えられるようになった。この人々や商品の動きを、熱とか気体とかがどういう風に動くのかを観察して記述する熱力学や流体力学のモデルで考えようとしてるんです。

現代はITの進歩とかいろんなものの融合によって第3次産業革命とか第4次産業革命っていわれていて、ふたたび統計学と現代哲学が出会っているのを面白く思っています。

 

 

ヴェネツィアの出版人

 

 

永田:産業革命のちょっと前の時代が題材になっているのが、『ヴェネツィアの出版人』です。ぱっと見では普通の人文書だけど、小説です。ある程度、史実を元にしているので大河ドラマみたいなものです。

活版印刷を改良して現代の印刷の基礎を築いたグーテンベルクという人がいるんだけど、その半世紀ぐらいあと、マヌーツィオっていう知識人がイタリアに現れるんですよ。ルネッサンスが始まっていたとはいえ、まだ出版物の大半がキリスト教的なものに限られていた時代に、マヌーツィオはギリシャとかローマの本をもっと世の中に広めようとしたんです。それで出版の技術に様々な改良を加えた。たとえば本にノンブルをつけるのを開発したりだとか、それまでの本ってものすごくでかい、ザ・宝物みたいなドーンって置いてバーンと読むみたいな調度品的存在だったのを、「八折り判」という持ち歩けるサイズして、本にモビリティを与えたりとか。キリスト教によって独占されていた知識をいわゆる人文的なややフラットな世界に開いていった。

 

石田:海賊はどこで出てくるんですか?

 

永田:ベネツィアってそもそも海洋商業国家なので、海賊と関係なくはないです。

 

石田:海賊って海でたら暇そうだから本買ってるのかなって。

 

永田:いやあどうなんだろう。とはいえ、この小説では著者自身が認めているんだけど、フィクションならではの脚色をしています。既に邦訳されてる、こっちの『印刷という革命』という本は小説ではなくて人文書で「印刷出版史に残る名著」って鹿島茂が帯で断言してる。こっちでもマヌーツィオが重要な人物として出てくるんだけど、当時からかなり褒められすぎていたと書かれている。だから『ヴェネツィアの出版人』を読んで熱い! と思ったらぜひこっちもという意味で持ってきました。マヌーツィオのあと、ヴェネツィアは没落してしまう。ヴェネツィアが没落していく中で、どういう風に出版が変わって来たのかを読める本でもあります。

『書物と製本術』という、フランスの17,18世紀を描いている研究書もあって、それは当時のフランスでの印刷と出版社の関係を描いているのね。今ではほとんど話題にならないけど、当時のヨーロッパでは印刷所と出版社って別なんですよ。別々のギルドになっている。業種が違うのね。

 

石田:えー! 現代では考えられない事態ですね。

 

永田:要するに、本のアイデアを作る知識人たちと、その本を作る労働者たちみたいな違いがあった。その後、産業革命があって機械化が進み、大量生産の体制が作られて、さらに最近ではIT化によって電子書籍が出てくる。そういう大きな流れの中で取り上げたいと思ってこの『貧しい出版者』を持ってきました。これも新刊じゃないです。この著者の荒木優太さんは5月に『仮説的偶然文学論』を刊行してます。

『貧しい出版者』は論集で、その最後に著者の荒木さんが自分で自費出版をした顛末について書いている。15世紀からの流れを読んで歴史を把握した上で、荒木さんの自費出版の経緯を読むのは面白いです。文体も面白いし。

 

仕事は狼ではなく森へは逃げない

永田:最後に5月のマンガ。今回持って来たのはこれですね。『仕事は狼ではなく森へは逃げない』というどこかで聞いたようなタイトルですね。『逃げるは恥だが役に立つ』みたいなタイトルなんだけど、これも主人公がアラサーというか大人の女性で、仕事・恋愛・生活というのを描いている20代以降の人が共感できる作品です。この作品は『逃げ恥』よりも『失恋ショコラティエ』のほうに近いと思っていて、なんでかっていうと主人公がシェフなんですよ。このシェフがもう一人の主人公であるOLさんに恋をするという物語です。お互いの家に泊まりにいってやることはやるんだけど、なんかOLさんのほうが彼氏彼女って認めてくれない感じがあってちょっと切ない、みたいな。切ないけど『失恋ショコラティエ』みたいに男側がグダグダ言わないってのがサラっと読めていい。それはさておき、この主人公のシェフは、学生時代の親友の結婚式のために「花を使った料理のコース」を考えてるんですね。上下巻の2巻で完結なんですが、その間ずっと考えている。恋愛に悩みながら。なので、いろんな花のレシピが出てくるんですよ。それが面白い。

 

石田:花って食べられるんだ。まだ人生で食べたことないです。

 

永田:食べられますよ。エディブルフラワーとか、菊の花とか「もってのほか」と呼ばれたりしてスーパーとかでも実は売られてます。バナナの花とかも食べられるんですよ。

永田:次に『違国日記』の2巻と『思春期ビターチェンジ』の8巻と、『メタモルフォーゼの縁側』とか紹介したい漫画はいっぱいあるんですけど、記事が長くなりすぎるのもあれなんで、今日はこれくらいで締めたいと思います。

 

 

 

<プロフィール>

語り手

永田希 Nozomi Nagata

寝癖の書評家。時間銀行書店店主、オススメのマンガを持ち寄ってひたすら読むだけのイベント「試読シドク」主催。「Book News」を運営している’79年生まれ男性。

Book News
http://blog.livedoor.jp/book_news/

アメリカ合衆国コネチカット州生まれ。
その後、札幌・千葉・マニラ・東京・京都を転々。現在は関東某県在住。
フリーター・契約社員・嘱託社員・正社員・無職など紆余曲折を経て現職。
百科事典と画集と虫と宇宙が友達です。

 

聞き手

石田祐規 Yuki Ishida

1989年神奈川生まれ。多摩美術大学映像演劇学科中退。 映画と演劇への興味から写真をスタート。 友人、または友人になりたい人に親友を演じてもらい撮影する。主な著書に「HAVE A NICE DREAM!」がある。

http://yukiishida.com/